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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
2404 巷房1+巷房2+階段下(中央区銀座1-9):青谷徳子展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞





    巷房1+巷房2+階段下(中央区銀座1-9)では、
    青谷徳子(Aotani Noriko)展。

    刺繍の技法による抽象表現。

    刺繍は、
    基材となる布地に色糸で装飾を施す手法です。
    ですから、ベースになる布が必要であること、
    衣類や布製品にとっての、装飾である。
    という前提が一般的です。

    作家は、
    布などの基材を用いず、
    同時に、補助的な装飾ではなく、
    刺繍そのものを表現の主体とする、
    という2点において革新的な試みに取り組んでいます。

    その結果、
    流れるような形を与えられた青い糸は、
    波紋が広がるように、広がってゆきます。
    壁から少し浮いて固定された作品には、
    影との視覚的干渉が生まれ、
    不思議な立体感、動きが感じられます。
    そのシルエットには、ざわめき、ささやきなど、音の雰囲気が漂います。
    目で優しい音を追っているような、
    未体験の鑑賞空間があらわれる、
    そんな印象でした。

    巷房1会場風景。





    作品と部分詳細。









    ​作品と部分詳細。

    巷房2会場風景。













    ​作品と部分詳細。

    階段下会場風景。









    ​作品と部分詳細。


    写真:筆者撮影





    20170207 鑑賞
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