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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
2528 ギャラリーカメリア(中央区銀座1-9):アーサー ファン展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞

     


    P1130303.JPG

    ギャラリーカメリア(中央区銀座1-9)では、
    アーサー ファン(Arthur HUANG)展。

    P1130277.JPG

    会場風景。
    展覧会タイトルは、「Everyday Circuits−日常回路−」。

    ※以下、作家の制作意図の文章化に対しては、
    筆者の推定も含まれています。

    展覧会は、4つのスタイルの作品で構成されています。
    共通点は、「Memory Walks」というコンセプトです。
    それは、作家自身が一日を過ごした体験の、
    洗い直し(抽象化)と、その可視化の集積です。

    一つ目は、ドローイングと卵で一組の作品群。
    ドローイングは1日の終わりに、
    日記のように、その日の気分を表現した作品です。
    抽象的絵日記です。
    卵に描かれた、くねくねした色線は、
    1日の移動行為の記録。
    動き回った軌跡の地図化だそうです。
    ドローイングと卵で、
    1日の形而上と形而下のドキュメントとなるのでしょう。

    二つ目は、丸い透明アクリ板を円筒状に積み上げた作品。
    1枚がその日の動き回った軌跡の地図で、
    (卵作品の平面版といえます)
    小口に日付が記入されています。
    作家の来日中の物理的行動を、
    アクリ円筒に封じ込めた、といえそうです。

    三つ目は、床に並んだ、空を撮った丸い写真。
    作家は一日の中で、
    気に入った空(風景)を1枚撮ります。
    それらが床一面にばらまかれ、
    作家にとっての「いい感じ」が見えてきます。

    四つ目は、
    例えばDMで使われている写真の、
    スイッチのような、
    ささやかで、小さな、当たり前の物の写真。
    ※アクリカバーの映り込みによって、
    筆者の写真はありません。
    作家にとっての「面白み、可笑しみの発見」の記録です。

    以上、4スタイルの連作によって、

    このギャラリー空間に、
    作家像を、記憶の様々な可視化という手段で提示した。
    そんな印象でした。


    一つ目の連作。

    P1130278.JPG

    P1130279.JPG

    P1130290.JPG

    P1130280.JPG

    P1130281.JPG

    P1130282.JPG

    P1130283.JPG

    P1130284.JPG

    P1130285.JPG

    P1130286.JPG


    二つ目の作品

    P1130291.JPG

    P1130293.JPG

    P1130292.JPG

    P1130294.JPG

    三つ目の作品

    P1130302.JPG

    P1130295.JPG

    P1130296.JPG

    P1130297.JPG


    写真:筆者撮影

    四つ目の作品はDMにて。

    Scan0037.jpg

    Scan0038.jpg

    20170404 鑑賞
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