2017.06.03 Saturday
2612 ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋2-8):保坂航子展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャルリー東京ユマニテbis(中央区京橋2-8)では、保坂航子展。
会場風景。
展覧会タイトルは、−土のなかから聲が聴える−。
天井の高い、真っ白な立方体のような展示空間に、
台に置かれた、人に見える金属彫刻。
床に設置された、海に浮かぶ島のような石造彫刻。
壁に掛けられた、金属彫刻。
耳のような、取っ手が付いている円筒の断片。
3つ合わせて、何かを表現しているのか、
お互い無関係なのかは判然としませんが、
一体で形成されるインスタレーションと捉えたほうが、
格段と面白味が増します。
鑑賞者の視線に変化を与えることで、
知覚を揺さぶる面白さはどこにあるのか。
作家自身の隠された深層は、世界の隠された深層と
つながっていて、
それを手探りで掴み取ることで、
深層の表情が開かれ始める。
そんな印象でした。
このこ
生々流転
春陽あらわる
写真:筆者撮影
20170524 鑑賞