2017.06.08 Thursday
2623 ギャラリー現(中央区銀座1-10):阿部 操 展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー現(中央区銀座1-10)では、阿部 操 展。
会場風景。
会場に入ると、正面に、ほぼ等身大の若い女性の立ち姿。
画家が人物を描くときは、
ポーズを取るモデルと直接向かい合い、
見ながら描くことが必須で、
スタイルがよく、美人で若いモデル探しが大変だそうです。
写真を見ながら描くのとは異なり、
現場主義の制作では、
実態(モデル)とキャンバスの間の、
画家というフィルターの存在が強く現れます。
カメラではない、
画家という生身の人間がキャンバスに写し撮った、
厳しくも穏やかな、女性が立つ情景。
「女性」ではなく、「女性が立つ情景」と書いてしまったのは、
そこに描かれているのが、
若い女性という実態というより、
若い女性だからこそなし得た、
優しく温かい光で包み込むような世界を感じたからです。
とても優しい絵だと思いました。
みつめている
持っている
蕎麦の花
写真:筆者撮影
2014年のDM
2016年のDM
20170524 鑑賞