2017.10.14 Saturday
2828 KOSAKU KANECHIKA(品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F):「沖潤子|安野谷昌穂」展・1
JUGEMテーマ:美術鑑賞
KOSAKU KANECHIKA(品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F)
では、「沖潤子|安野谷昌穂」展。
会場風景。
テキスタイルの沖潤子と、
ドローイングの安野谷昌穂の二人展。
会場の壁面にドローイングが展示され、
天井から吊り下げらた、
四角いフレームに固定されたテキスタイルが
ゆらゆら動いています。
二回に分けて紹介します。
最初に沖潤子の作品から。
白く、か細い四角い枠の内側に、
古い布やボロが組み合わされ、
そこに刺繡が年輪のように、蜘蛛の巣のように、
びっしりと縫い付けられています。
「月と蛹(さなぎ) 」という作品名は、
深い示唆に富み、鑑賞者を緩やかに導きます。
内なる世界との対話から何かが紡ぎ出されているようです。
作家の造形センスは、古布と刺繍糸で表現され、
古く不要なものだけを残しながら、
再生を予感させる、
潔さと軽さ、心地よさすら感じられる。
そんな印象でした。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
部分詳細。
作品と部分詳細。
写真:筆者撮影
20170928 鑑賞