2018.05.06 Sunday
3180 国立新美術館(港区六本木7-22):第92回 国展 絵画部・2
JUGEMテーマ:美術鑑賞
国立新美術館(港区六本木7-22)では、第92回 国展。
「公募展は日本の文化。」
というキャッチフレーズが示す通り、
絵画部・版画部・彫刻部・工芸部・写真部で構成される、
日本最大級公募展です。
第1室 会場風景。
「日本の文化」と謳っても、
絵画部門では、写実はほとんどなく、
具象寄りの抽象画ほとんど。
国立新美術館の1〜3階を使うほどの、
膨大なボリュームの作品数にもかかわらず、
いわゆる、具象画(人物画、静物画、風景画)はありません。
一方で、超過激、あるいは意味深過ぎる
オールオーヴァーやミニマル・アートな前衛美術もなく、
確かな筆力に裏打ちされた具象表現を核に、
幻想的、内面的、物語的な世界観が表現された作品が
大半を占めます。
という訳で共感しつつ、楽しく、充実した鑑賞体験ができます。
絵画部門で、筆者の独断的趣味で選んだ作品は、
全部で36点。
3回に分けた紹介の2回目。
浮游’17
塩川高敏
会員 遺作
18-4 Specimen A・B
花田勝太郎
会員
絵馬’18(月に遊ぶ)
板谷和夫
会員
人・再生
蝦名協子
会員
Beyond 2018
佐々木良三
会員
騎士、故郷へ帰る
山口静治
会員
庭院深深
東方達志
会員
仲間たち・浮游の図
岩岡航路
会員
旅のゆくえ
堤 建二
会員
Typewriter 2018
上野建三
会員
子供の情景「空」
半田 強
会員
大地
進藤裕代
会員
写真:筆者撮影
20180502 鑑賞