CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
RECOMMEND
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • 5190 巷房2(中央区銀座1-9): 香久山 雨 展
    紋谷幹男 (11/11)
  • 5190 巷房2(中央区銀座1-9): 香久山 雨 展
    香久山雨 (11/10)
  • 5321 ギャラリーなつか (中央区京橋3-4):石丸康生展
    紋谷幹男 (11/03)
  • 5321 ギャラリーなつか (中央区京橋3-4):石丸康生展
    石丸 康生 (11/02)
  • 5205 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):石村 実展
    紋谷幹男 (04/07)
  • 5205 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):石村 実展
    石村実 (04/06)
  • 5165 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):沢村澄子展
    紋谷幹男 (02/23)
  • 5165 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):沢村澄子展
    沢村澄子 (02/21)
  • 5113 ギャラリーQ(中央区銀座1-14):牧野光一展
    紋谷幹男 (12/30)
  • 5113 ギャラリーQ(中央区銀座1-14):牧野光一展
    牧野 光一 (12/29)
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
 
紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3187 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5):浅井 昭 遺作展
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    P1350436.JPG

    アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、浅井 昭 遺作展。

    P1350406.JPG

    P1350413.JPG

    P1350435.JPG

    会場風景。

    浅井 昭(1928−2017)
    多摩美術大学で長く絵画科油画科助教授を務め、
    1958年より2001年まで毎年、
    東京都美術館における新象展に出品し続けた作家です。

    展示された作品は多様な抽象表現ですが、
    勢いあるストロークで絵具がほとばしる、
    アグレッシブで自己陶酔型の作風ではなく、
    表現したいことを、
    美術という手段で表現するための
    知的な思考で追い込んでいます。

    作風の多様性は、
    表現のモチーフ、モチベーションに対する、
    手段の最適化の現れです。

    作品の素晴らしいところは、
    柔軟で遊び心に溢れた発想力に加え、
    美術作品としてのクオリティを満たすための
    卓越した画力を備えている点です。

    往々にして出会ってしまう、
    貧相な画力を、
    コラージュや転写、意味ありげなアイコンで補う、
    頭でっかちのコンセプチュアルな「抽象画」とは、

    次元そのものが異なっています。

    作家のイメージを視覚化するため、
    浅薄な手段を回避し、
    存在自体をむき出しにする。
    そんな印象でした。

    P1350407.JPG

    P1350408.JPG

    むこうとこっちのエレメント
    1967年

    P1350410.JPG

    分化(A)
    1974年

    P1350414.JPG

    P1350415.JPG

    分化
    1977年

    P1350417.JPG

    P1350418.JPG

    ホワイトベースにパラシュート・A
    1973年

    P1350420.JPG

    P1350421.JPG

    P1350422.JPG

    波は異国もみな同じ No、8
    1991年

    P1350424.JPG

    P1350425.JPG

    P1350426.JPG

    CANVAS・F120・(A)
    1979年

    P1350428.JPG

    P1350429.JPG

    P1350430.JPG

    宮大工
    1997年

    P1350431.JPG

    P1350433.JPG

    P1350434.JPG

    P1350432.JPG

    天使(ガブリエルの使者)
    2004年


    写真:筆者撮影

    Scan0012.jpg

    Scan0010.jpg

    Scan0011.jpg

    20180508 鑑賞
    | 印象記 | 05:16 | comments(2) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事