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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3189 ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9):田邉展子展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    P1350456.JPG

    ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9)では、田邉展子展。

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    会場風景。
    展覧会タイトルは、ー皺アートー。

    文字通りキャンバスに皺を寄せています。
    皺の深さで作品の厚みが変わっています。

    絵画は描きたい物事を平面に描き出したものですから、
    紙に書いた餅」は食べられなことは自明なことなので、
    モチーフが餅だからといって、
    餅(現物)を紙に貼り付けることはしません。

    ですから、布であれ、紙であれ、
    その皺を表現したい場合、
    画家は「皺の寄った布」や「しわくちゃの紙」を、
    キャンバスの上に、筆と絵具で描きます。

    しかし、一色で塗り込めたキャンバスを切り裂いた
    ルーチョ・フォンターナの「空間概念」シリーズなどのように、
    絵画という枠組みを越えてしまえば、
    何でもありです。

    そうなれば、キャンバスという素材を使った
    立体作品となります。

    今回の作品群は、あたかも皺が寄ったように描くのではなく、
    キャンバスに直接皺を寄せ、さらに着彩した、
    テキスタイルアート的立体作品です。

    キャンバスは、作家の感性によって、
    油彩画基材という役割から離脱し、再構築され、
    空間に直接働きかけることで、
    不思議の森への入り口となる。
    そんな印象でした。

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    作品と部分詳細。

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    作品と部分詳細。

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    作品と部分詳細。

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    P1350470.JPG

    作品と部分詳細。


    写真:筆者撮影

    Scan0015.jpg

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    20180508 鑑賞
    | 印象記 | 05:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事