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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3285.しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14):今井瑠衣子展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞


    P1130786.JPG

    しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、
    今井瑠衣子展。

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    会場風景。

    展示台の上に、
    帽子やカバン、靴、文房具、衣類、食器など、
    日常生活でおなじみの小物類が並んでいます。
    サイズや形はオリジナル通りに再現されています。

    違いは素材感です。
    一見、砂糖や雪を塗り固めたようで、
    触ると崩れるような儚い感じで、
    照明を受けて、細かくきらきら輝いています。
    何がどうなっているのかわからず、
    見慣れたものたちによる、
    非日常的な事態をしばし楽しみます。

    現物(モチーフ)から型紙を起こし、
    真鍮の網で骨格をつくり、
    ガラスを焼き付けています。
    普通通りならば、

    一体化された透明ガラスになってしまうところ、
    ガラス元が少し溶け合う状態で固定されるよう、

    焼成のタイミングを調整しています。

    使い慣れた道具の、
    使っている最中のある場面が
    使う人の心理やシチュエーションも含めて、
    凍結されたようです。
     

     

    卓上のありふれた様子を

    キャンバス上に再現することで、

    アート(刺激、驚き、発見)に変容させる試みが、

    静物画ならば、

    今回の作品群は、

    モノクロの立体静物画。

    鑑賞者がそれぞれに物語を引き継ぐことのできる

    余白がたっぷり残っている。

    そんな印象でした。

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    写真:筆者撮影









    20180707 鑑賞

    | 印象記 | 05:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事