2018.10.05 Friday
3397 柴田悦子画廊(中央区銀座1-5):大竹正芳日本画展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
柴田悦子画廊(中央区銀座1-5)では、大竹正芳日本画展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ーNIPPONGERー。
東京藝術大学絵画科日本画専攻卒の
品格ある正統派花鳥画を描き続ける
この若手気鋭の日本画家の作品の発表の場は、
当然のごとく、百貨店の美術画廊なのですが、
発表の場がここ、
日本画のアバンギャルド=柴田悦子画廊となれば、
「まとも」な日本画で済まされるはずはなく、
それではと、画家は嬉々として、
日頃封印していた
本性、野性を解き放つべく、
斬新な画法を試みたのでした。
画家は、歴史(城、鎧兜)好きで、
古生物好きで、
漫画好きなのです。
現代の絵巻物、漫画コマ割り画法を取り入れ、
自分の好きなアイテムを盛り込んだ
ストーリーを考え、
日本画の一ジャンルとしても恥ずかしくない
(吹き出しがあると余りにも漫画なので、)
無言劇画を試みています。
大胆な、今様鳥毛立女も、
やりたかったテーマだったのでしょう。
筆力が備われば、
何をどのように表現するかは、
画家の思いのまま。
作品の高揚感は伝播する。
そんな印象でした。
NIPPONGER
鳥毛立女
写真:筆者撮影
20180925