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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3460 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8):庄子和宏展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC02313.JPG

    コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、庄子和宏展。

    DSC02315.JPG

    会場風景。

    緑系の色彩がベースの、
    早い動きのストロークの抽象表現に見えますが、
    それぞれの作品には、
    四つん這いになる人が手を伸ばして
    球を取ろうとしている様子が、
    微かに認めることができます。

    作品名は全て共通の「忘れた絵の具」。

    最初のモチーフの形が崩れて、
    絵画全体の中に埋没していくスタイルの
    抽象表現は珍しくありませんが、
    このように明確な意思の伴う
    一風変わった具体的な動作をモチーフにする
    というモチベーションはかなり独特です。

    画面は油絵具の積層ですが、
    そこから人の姿や手の動きなど、
    具体的なイメージが徐々に浮かび上がってきます。
    無理な体制からボールとなんとか取ろうとする、
    困難な状況における意思というか、執着が現れます。

    無防備に、
    絵具の積層としての抽象画と向かい合っていたら、
    妙な状況に出会ってしまった。
    それらは物質としての絵具の成せる技ですが、
    そこには、いきなり内面世界を拓く神秘がある。
    そんな印象でした。


    DSC02314.JPG

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    作品と部分詳細。

    DSC02319.JPG

    DSC02320.JPG

    DSC02321.JPG

    ​作品と部分詳細。


    写真:筆者撮影

    Scan0036.jpg

    Scan0037.jpg

    20181023 鑑賞
    | 印象記 | 05:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事