CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
RECOMMEND
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • 5190 巷房2(中央区銀座1-9): 香久山 雨 展
    紋谷幹男 (11/11)
  • 5190 巷房2(中央区銀座1-9): 香久山 雨 展
    香久山雨 (11/10)
  • 5321 ギャラリーなつか (中央区京橋3-4):石丸康生展
    紋谷幹男 (11/03)
  • 5321 ギャラリーなつか (中央区京橋3-4):石丸康生展
    石丸 康生 (11/02)
  • 5205 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):石村 実展
    紋谷幹男 (04/07)
  • 5205 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):石村 実展
    石村実 (04/06)
  • 5165 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):沢村澄子展
    紋谷幹男 (02/23)
  • 5165 ギャラリー檜 e・F(中央区京橋3-9):沢村澄子展
    沢村澄子 (02/21)
  • 5113 ギャラリーQ(中央区銀座1-14):牧野光一展
    紋谷幹男 (12/30)
  • 5113 ギャラリーQ(中央区銀座1-14):牧野光一展
    牧野 光一 (12/29)
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
 
紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3545 Hikarie8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F):増井淑乃 展
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    P1140892.JPG

    Hikarie8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
    (渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F)では、
    増井淑乃 展。

    P1140858.JPG

    P1140859.JPG

    P1140868.JPG

    会場風景。
    展覧会タイトルは、
    ー将に啼かんとするやー。

    寒色系の綺麗な絵だなあ、馬もいるな、と、
    遠目から感心している間はよいのですが、
    近付き、その成り立ちが見えてくると、
    そんな「やさしく」「わかりやすい」絵ではないことがわかります。
    観る側の気持ちのまとめ方に混乱が生じます。

    これらの美しい絵は、
    下地を塗った上の細い色線の集合体です。
    普通、筆致には強弱があるものですが、
    この絵画の色線群は同じ強度を持ちながら、
    執拗に描かれています。

    抽象的なイメージを
    イリュージョンに仮託させているのではなく、
    実在する線の集合そのものなのです。

    馬を走らせているのは、
    馬が走る場面の再現ではなく、
    色線を置き続けたことを相対化させるためと、
    絵画という文脈に置くための印と思われます。

    色線の集合体の
    再現を目的としない自立した絵画は、
    「画家がこれを描いた」という時間、画家の内面を孕んでいます。
    それは観る側に手触りに近い実在感をもたらし、
    直接、心に迫ってきます。

    視覚芸術の可能性はこんな風に広げられる。
    そんな印象でした。

    P1140861.JPG

    P1140862.JPG

    P1140863.JPG

    作品と部分詳細。

    P1140864.JPG

    P1140865.JPG

    P1140866.JPG

    作品と部分詳細。

    P1140869.JPG

    P1140870.JPG

    P1140871.JPG

    作品と部分詳細。

    P1140873.JPG

    P1140874.JPG

    作品と部分詳細。

    P1140876.JPG

    P1140877.JPG

    P1140879.JPG

    作品と部分詳細。

    P1140880.JPG

    P1140881.JPG

    P1140882.JPG

    作品と部分詳細。

    P1140884.JPG

    P1140885.JPG

    P1140886.JPG

    P1140887.JPG

    作品と部分詳細。


    写真:筆者撮影

    12221-0001.jpg

    12222-0001.jpg

    20181222 鑑賞
    | 印象記 | 05:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事