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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3576 art space kimura ASK?(中央区京橋3-6):小野絵麻・二三・絵里 展
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04782.JPG

    art space kimura ASK?(中央区京橋3-6)では、
    小野絵麻・二三・絵里 展。

    DSC04783.JPG

    会場風景。
    展覧会タイトルは、ー人間・自然・宇宙 パ−ト1ー。

    画家であり、美術教育者であった
    小野絵麻・二三夫婦と、その娘小野絵里の3人展。


    小野絵麻の作品。


    暗い色調、
    塗り重ねられたねっとりとしたマチエール。
    描かれるのは、不思議な生き物。
    発想の元になったのが何なのかは
    予想が付くものの、
    醸し出されるイメージは全く異なるものです。

    画家は人の内面での出来事という不確かな存在を、
    絵画という手段で感じ取ろうとしています。
    言葉にならない内面は、
    不可思議な生き物の、
    生なものとして放り出されました。

    そのように表皮をはぎ取れば、
    原始的な欲望が現れる。
    そんな印象でした。

    DSC04784.JPG

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    小野絵麻
    夜生きる鳥
    1962年

    DSC04787.JPG

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    小野絵麻
    独裁者フロッタージュ氏の肖像
    1963年

    DSC04797.JPG

    DSC04798.JPG

    小野絵麻
    夜光蟲
    1960年


    小野絵里の作品。

    作品名にある通り、「風景」のように、
    発想されたイメージを、
    全体の俯瞰というスタイルで捉えようとしています。

    見たもの、感じた事の記憶によるイメージは曖昧なものですが、
    風景的に拡散された状態で描くことで、
    曖昧さそのもので絵画をつくっているようです。

    画面に一筆一筆置かれていった者たちは、
    それぞれが画家のつぶやきのようです。
    画家が求めたのは、
    見る事のできない内部であり、
    そこは、温かく生きている空間なのだろう。
    そんな印象でした。

    DSC04800.JPG

    DSC04790.JPG

    DSC04791.JPG

    小野絵里
    ふたつの風景
    1971年

    DSC04793.JPG

    DSC04794.JPG

    DSC04795.JPG

    小野絵里
    至聖所
    1988年


    写真:筆者撮影

    Scan0032.jpg

    Scan0033.jpg

    20190122 鑑賞
    | 印象記 | 05:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事