2019.02.03 Sunday
3578 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9):八重樫理彦展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、八重樫理彦展。
会場風景。
正面の大作。
中心を挟んで左右に色や線の塊が描かれています。
観ているうちに筆者のイメージが拡散してしまい、
寄る辺を求める感じで、他の作品を鑑賞すれば、
遠い風景や近くの叢(くさむら)のようで、
これは、画家の内面の発露というより、
画家が見たことの記憶というか、
見たことの体験が画面に放射されたという感覚を
つかむことができました。
描かれたことにより、
風景の何かが周りの世界と切り離されたようです。
見覚えのある風景のようでありながら、
絵画という虚構としてのイメージではなく、
こう見えたはずという感覚の現実として出現したようです。
絵画は、はっきりしないイメージについても、
何かを表現できてしまう不思議さがある。
そんな印象でした。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
写真:筆者撮影
20190122 鑑賞