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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3583 藍画廊(中央区銀座1-5):吉野涼子展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04890.JPG

    藍画廊(中央区銀座1-5)では、吉野涼子展。

    DSC04891.JPG

    DSC04892.JPG

    会場風景。

    暗い単色で塗られた背景に、
    モチーフだけが描かれています。
    それが何なのかが容易にわかる程度に、
    それ以上のノイズを発生させない程度に
    単純化、ディフォルメされています。
    グラフィカルな処理ですが、
    薄く塗られた色面の複雑さや、
    曖昧なエッジ、
    画面から聴こえてくる呟きなどで、
    深みのあるアートであることが意識されます。

    作家の記憶や原風景が底流にあるようですが、
    描き出すという行為によって、
    一旦は定着させたいという思いがあるようです。
    一方で、定着させてしまうことが正しい行為かどうかという
    迷いもあって、
    静かな画面にはかすかなざわめきがあります。

    こうやって、絵画という手段を通して、
    画家の意図したものとは僅かにずれ始め、
    一つの恣意的な美的世界が生まれる。
    そんな印象でした。

    DSC04893.JPG

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    猫を抱く少女

    DSC04895.JPG

    DSC04896.JPG

    幼馴染

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    DSC04898.JPG

    DSC04899.JPG

    静観


    写真:筆者撮影

    Scan0019.jpg

    Scan0020.jpg

    20190122 鑑賞
    | 印象記 | 05:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - |