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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3584 Gallery-58(中央区銀座4-4):マツキ ヒトシ展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04915.JPG

    Gallery-58(中央区銀座4-4)では、マツキ ヒトシ展。

    DSC04916.JPG

    DSC04917.JPG

    会場風景。

    「見る」という行為は、
    写真において、ファインダー内の実像を
    隅々まで均等に記録すのとは異なる、

    複雑な脳の視覚情報システムの働きによるものです。
    人は、見ようとする部分だけにセンサーが集中しますので、
    それ以外の部分はぼやけています。

    目前の光景を絵画に置き換えるためには、
    光景のパーツ(視界に入る対象)ごとに
    センサーを移動させてゆく必要があります。
    逆に、ある刹那の「見る」という行為を通した画像の
    「正確な」絵画化はかなり困難だと思われます。


    作品は、見えたことの全体像的静止画像ではなく、
    見るという行為の向こうに、
    様々に立ち現れる動的光景のようです。

    様々な距離や視点が交錯しているだけではなく、
    複数のセンサーが同時稼働し、
    視覚のフレームでの出来事は、
    流動化し動いています。

    作品の目的は、
    事象や心象を定着させようとしているのではなく、
    打ち消そうとしているのでは。
    そんな印象でした。

    DSC04918.JPG

    DSC04919.JPG

    まじわり、変化、埋没する層

    DSC04920.JPG

    DSC04921.JPG

    集会

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    DSC04923.JPG

    DSC04924.JPG

    分かり合える可能性

    DSC04925.JPG

    DSC04926.JPG

    共生


    写真:筆者撮影

    Scan0023.jpg

    Scan0024.jpg

    20190122 鑑賞
    | 印象記 | 07:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事