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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3588 ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3):浅井飛人展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04959.JPG

    ギャラリー椿 GT2(中央区京橋3-3)では、
    浅井飛人(Hitto ASAI)展。

    DSC04970.JPG

    会場風景。
    展覧会タイトルは、ー果実ー。

    一番下に無表情の(恐らく)子供の頭部、
    その上にたくさんの突起が付いた金属の球体、
    一番上に芽の出た椰子の実。
    その三つのパーツは
    造形的には無関係に完結していますが、
    重なっているために、
    お互いの関係性や、全体からのメッセージが
    あるに違いないという、
    予感だけが漂います。

    この感覚には、
    判読できない古文書を前にしたような、
    伝えていることの存在の確信と
    実際には伝わらないもどかしさが
    同居しているような拠り所のなさがあります。

    自然科学と異なり、
    アートの素晴らしいところは、
    そんな浮遊感が楽しみになってしまうところです。


    この3つは重ならないだろうという、
    「先入観」や「常識」は、
    重なっている実態(事実)を前にして、
    少しずつ溶けてゆきます。

    日常の隙間にあるはずのこんな感じなもの。
    鑑賞者の感性の居場所が広がってゆく。
    そんな印象でした。

    DSC04971.JPG

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    膨張

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    DSC04976.JPG

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    形へ

    DSC04979.JPG

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    more more more


    写真:筆者撮影

    Scan0031.jpg

    Scan0032.jpg

    20190205 鑑賞
    | 印象記 | 05:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事