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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3589 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3):佐藤慶次郎の不思議な世界展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04982.JPG

    ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、
    佐藤慶次郎の不思議な世界展。

    DSC04995.JPG

    会場風景。
    展覧会タイトルは、
    ー何ごとか?!を求めてー。

    静かな機械音を底流に、
    オブジェに仕込まれた小さな球が、
    上下、左右に動いています。
    その動きには規則性や均一性はなく、
    アトランダムな「人っぽい」
    迷いというか、逡巡さが漂います。

    人は、葉のざわめきとか、水の音、星の瞬き、
    炎や波、雲や金魚の動きや変化に

    時を忘れて感じ入ってしまいます。
    自然の振る舞いの、予測不能さは、
    心を鎮め、瞑想モードにさせる働きがあるのでしょうか。

    電気や磁力が起こす微細な振動によって動く
    「エレクトリック・オブジェ」の作品群は、
    そんな経験の記憶をよみがえらせます。
    精巧な仕組みによって実現された繊細で不確定な動きには、
    イリュージョンが前提の絵画とは異なる
    「ここでやっている」という時間を孕んだ実在感があり、
    見る者の心に直接迫ってきます。


    コントロールしようとする仕組みと
    しきれない勝手な動きは、
    意図と偶然の間で、
    作者の内面でも、現世の世界でもない、
    アートとしか呼びようのない出来事へと導く。
    そんな印象でした。


    DSC04983.JPG

    DSC04984.JPG

    DSC04985.JPG

    ススキ

    ステンレス棒の底面を起点とする円錐回転運動に伴い、
    差し込まれた球体は、
    それぞれの「事情により」異なる速度でゆっくり上昇してゆきます。
    棒の回転運動が止まると、
    「だるまさんがころんだ」的にその場で停止した後、
    次の瞬間に、一斉にストンと落ちてゆきます。
    力の抜けた可笑しみがあります。

    DSC04987.JPG

    オーバー ザ ウェーヴス

    DSC04994.JPG


    DSC04991.JPG

    DSC04993.JPG

    DSC04992.JPG

    ヴォーテックス パフォーマンス


    写真:筆者撮影



    20190205 鑑賞
    | 印象記 | 05:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事