2019.02.15 Friday
3592 アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5):古家野雄紀 古山結 2人展・2
JUGEMテーマ:美術鑑賞
アートスペース羅針盤(中央区京橋3-5)では、
古家野雄紀 古山結 2人展 。
会場風景。
展覧会タイトルは、ーRIBBONー。
古家野雄紀の作品。
まずは驚愕が訪れ、
しばしそれに浸ったあと、
何が驚愕なのか、驚愕のどこが絵画的価値につながるのか、
徐々に整理してゆくという鑑賞体験になります。
画家独自のアイコンが群れをなして
螺旋を描きます。
アイコンの一つ一つは魅力的な造形を持ち、
全く同じ強度を維持しています。
背景は部分的に市松模様が配されますが、
その図像的、造形的密度もアイコンたちに引けを取りません。
そのように出現した絵画は
一見グラフィカル的でもあり、
実際、パーツの構築においてその指向性もありますが、
意味やメッセージの形成とは離れているところで成立していて、
臨場感という絵画的な雰囲気にあふれています。
絵を見ていると、
自分も何かと「ひとつづき」になっているという
知覚が揺さぶられる刺激を感じる。
そんな印象でした。
螺旋群像図
二重螺旋紅梅図
写真:筆者撮影
20190205 鑑賞