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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3623 Gallery-58(中央区銀座4-4):山下耕平展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC05941.JPG

    Gallery-58(中央区銀座4-4)では、山下耕平展。

    DSC05943.JPG

    DSC05944.JPG

    会場風景。

    画家は絵画を制作するにあたり、
    最高のパフォーマンスを発揮するため、
    用意できる最高の状態(環境・体調・道具)をそろえて、
    制作に取り組むものだと、
    観る側は勝手に想像しています。

    しかし、この画家は、
    描きにくい前提を故意に設定したうえで、
    画業に取り掛かっているようです。

    最も自在に、ストレスフリーで表現できるであろう、
    絵筆ではなく、
    コロコロスタンプを駆使して表現しています。
    モチーフは、A.B.Cの三氏。

    このような特異な画法で
    「絵画」のクオリティに着地させるには、
    基礎体力である、
    強力なデッサン力が前提になることが
    納得できます。

    「まとも」に描くことは容易いことでしょうが、
    画家はあえて、
    理不尽な不自由や制約を自らに科すことで、
    別の次元への飛躍を試みているようです。
    「積み上げ式」では到達できない地点が想定されるならば、
    目指す地点から「逆算」するしかないのでしょう。

    作家にとって、ビジュアルイメージの視覚化が目的ではなく、
    ビジュアルイメージを生成する機能そのものを探している。
    そんな印象でした。


    DSC05945.JPG

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    C氏

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    A氏

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    B氏

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    集いの帰り


    写真:筆者撮影

    Scan0029.jpg

    Scan0030.jpg

    20190219 鑑賞

     
    | 印象記 | 05:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事