2019.03.18 Monday
3637 巷房1(中央区銀座1-9):岡本直枝展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
巷房1(中央区銀座1-9)では、岡本直枝展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ー植物のすがたー。
テキスタイルの技法による立体作品。
温かみある色や素材感と、
柔らかな形が観る側をほっとさせます。
オブジェたちはじっとしておられず、
何処かへ行ってしまうような、
エネルギーと意思を秘めています。
展覧会タイトルは、「植物のすがた」ですが、
形態の再現ではなく
作家が知性や情報ではなく、
感知したことから始まっています。
重層的に響き合う繊維の渦は、
豊かで複雑な表情を持っています。
それは自然を客観的に対象化するのではなく、
作家による、素材の活性化です。
次の瞬間には、
もう違うものへと変化してするのだ、
というわくわくする錯覚を覚えます。
ああ、自分たちも実はこんな世界と共に生きているのだな。
そんな印象でした。
ゴボの空
歩歩
写真:筆者撮影
20190305 鑑賞