2019.05.04 Saturday
3711 ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9):持田彩加展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー檜 F(中央区京橋3-9)では、持田彩加展。
会場風景。
平面上の表現ですが、絵画的発想ではなく、
立体(オブジェ)の感覚です。
絵画は絵の具の物質性に関しては考慮せず、
色の関係させ方が目的となりますが、
これらの作品においては、
金箔で覆われた、大きな凹凸面そのものが、
表現の着地点になっています。
凹凸面は、
例えば地表や、水面、溶岩などを暗示しているわけではなく、
作家の内面の表出でもなく、
凹凸面であり続けています。
それでは数字や文字は何かというと、
補足説明的を添えることで、
事物としての凹凸面という、
即物性の演出のように思われました。
この感覚は、
未だ読み解かれない地層サンプルのそれに近い。
そんな印象でした。
写真:筆者撮影
20190423 鑑賞