2019.05.05 Sunday
3713 銀座K's Gallery(中央区銀座1-13):世代を超えて2人展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
銀座K's Gallery(中央区銀座1-13)では、世代を超えて2人展。
会場風景。
石原章吾と松林彩子の二人展。
ともに純度の高い抽象表現どうしとはいえ、
同じ空間に並置されれば、
差異が明確になると同時に、
その差異をきっかけに、
それぞれの特徴が浮き上がってきます。
二人展の興味深い効果です。
松林彩子の作品は、
キャンバスの奥底から絵画が滲み出てくるようで、
一方、石原章吾の作品は、
キャンバスのこちら側に画家が立っていて、
作家の何事かが、その表面に放射されたようです。
松林彩子の作品は、熟考による空間であり、
石原章吾の作品は、経験による空間です。
観る側は、対置によって思いがけない体験をする。
そんな印象でした。
松林彩子の展示エリア。
九月のクロッキー
closer
石原章吾の展示エリア。
写真:筆者撮影
20190423 鑑賞