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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3724 KOTARO NUKAGA(品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F):FIXED CONTAINED・2
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC08511.JPG

     KOTARO NUKAGA
    (品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F)では、
    FIXED CONTAINED。

    DSC08512.JPG

    会場風景。

    FIXED CONTAINEDとは、
    アメリカをベースに活躍する7人のアーティストのグループ展です。

    7人の作品を総論として語ることは不可能というか無意味ですが、
    キュレーションの意図(7人が選ばれた理由)
    なんとなく分かる気がします。

    それは、作家自身が生きる日常から、
    表現に値する事象や情報を抜き出し、
    それらをアートとして変容させ、組み立て直すための手段が
    確立されているという共通点にあるようです。

    日常からアートへ変換させるための方法論が
    明確に意識されていて、
    見る側もそのガイドラインにそって、
    作品の深層に入って行くことができる。

    日常からアートへの変換の目的は7人分ですが、
    少なくともどこかへは行ける。

    7人は何処へいざなってくれるか。
    3回に分けて紹介します。


    ニール・ホッドの作品。

    形を持たない抽象表現ですが、
    絵の具が特殊で、作品が鏡面になっています。
    筆跡による細かいエンボス面になっているので、
    鏡のようなくっきりとした映り込みはないものの、
    鑑賞者を含む作品と向かい合う風景が
    ぼんやりと漂っています。
    この映り込む図像の曖昧な感じは、
    実態としての作品と妙な相性の良さがあって、
    作品の一部して溶け込んでいることにふと気付く時、
    作品の意味は一気に変容します。

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    THE LIFE WE LEFT BEHIND

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    THE LIFE WE LEFT BEHIND


    フィレレイ・バエズの作品

    造り込まれた額を含めて
    エスニック的な要素が散りばめられていますが、
    観る側はその理解が追い付かず、
    あるいは、
    画像全体の整合性そのものも放棄されているかもしれず、
    そのような曖昧さは、もしかしたら、
    「わかったり」「納得出来たり」を強制されるよりも
    心地よいのかもしれない。
    そんな印象でした。

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    Daughter of Revolutions

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    DSC08556.JPG

    nothing More than to Remember



    インカ・エッセンハイの作品。

    「神話の世界」「幻想的な世界」という単次元の中で
    向かい合えるという点で少しほっとします。
    あとは画家の目論見次第。
    この絵画は何かの再現ではなく
    絵画を描いたものなので、
    絵画の中に絵画の現実が現れる。
    そんな印象でした。

    DSC08548.JPG

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    DSC08551.JPG

    Purple Pods

    DSC08552.JPG

    Spruce Fotest


    写真:筆者撮影

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    20190424 鑑賞
    | 印象記 | 05:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事