2019.05.13 Monday
3726 児玉画廊 天王洲(品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F):石場文子展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
児玉画廊 天王洲(品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F)
では、石場文子展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ー次元のあいだー。
いつも通り以下印象文を書きますが、
これ以上読み進まず、
まずは下の作品写真をじっくり眺めた後、
こちらに戻ってきたいただくお願いします。
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おそらくほとんどの鑑賞者と同じと思われますが、
筆者の作品から受けた情報は下記の通りです。
主に室内の身近なモノや小景を写した写真作品です。
プリントアウトした写真に、
黒のマッジックペンで被写体の縁をなぞっています。
感想としては
「写真に手書きで縁を書き足すと、
なんだかタブローみたいになって面白い。
写真ならではのリアルな部分と、
手書きのラフな線の混在は、不思議な絵画体験になる。」
そんなところでしょうか。
実は、
主に室内の身近なモノや小景を写した写真作品です。
プリントアウトした写真に、
黒のマッジックペンで被写体の縁をなぞったかのように
見えるように、
被写体の縁に黒いテープを貼っています。
カメラを据えた視点においてのみ、
縁として認識される位置に、
ピンポイント的に黒いテープを貼っているのです。
※黒く塗っているかも。
ですから、少し視点を変えると、
黒いテープは縁にはならず、
意味不明の黒い汚れになってしまうのです。
筆者は会場でキュレーターから説明を受けることで、
以上のことを認識することができました。
勝手に観るだけで会場を去ったならば「誤解」したまま、
ここに印象文を書く羽目になっていました。
「印画紙上に黒い線」として鑑賞すれば、
アートは実態ですし、
「被写体上に黒い線」として鑑賞すれば、
アートはイリュージョンの深い闇を見せてくれる。
そんな印象でした。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
写真:筆者撮影
20190424 鑑賞