2019.05.19 Sunday
3734 国立新美術館(港区六本木7-22):第93回 国展 絵画部・2
JUGEMテーマ:美術鑑賞
国立新美術館(港区六本木7-22)では、第93回 国展。
「公募展は日本の文化。」
というキャッチフレーズが示す通り、
絵画部・版画部・彫刻部・工芸部・写真部で構成される、
日本最大級公募展です。
第1室 会場風景。
「日本の文化」と謳っても、
絵画部門では、写実はほとんどなく、
抽象画がほとんどです。
国立新美術館の1〜3階を使うほどの、
膨大なボリュームの作品数にもかかわらず、
いわゆる、具象画(人物画、静物画、風景画)はありません。
一方で、超過激、あるいは意味深過ぎる
オールオーヴァーやミニマル・アートな前衛美術もなく、
確かな筆力に裏打ちされた具象表現を核に、
幻想的、内面的、物語的な世界観が表現された作品が
大半を占めます。
特に番号の若い展示室の常連作家たちには、
画風が確立された個性派が多く、
この1年の間で、画風という枠の中で、
いかに新しい美の可能性が開拓されたか、
という経年変化の発見も楽しみの一つです。
筆者の独断的趣味で選んだ作品は、
絵画部門で38点、
彫刻11点、版画6点。
まずは、絵画を3回に分けた紹介の2回目。
会員
人・待望
蝦名協子
会員
室内風景−2019
松岡 滋
会員
旅人たち
堤 健二
会員
庭院深深
東方達志
会員
あしたへ繋ぐ
半田 強
会員
切除された記憶
遠藤正俊
会員
春に吹く風
榊 美代子
会員
19-4 Specimen A・B
花田勝太郎
会員
Typewriter 2019
上野健三
会員
keep your enemies close
関根洋子
会員
平成31年・小西雅也個展会場
小西雅也
会員
ながめ
矢野哲也
会員
風の影(2019-B)
石井豊太
会員
雪の果て
大友良江
写真:筆者撮影
20190508 鑑賞