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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
3738 Hikarie8/ CUBE 1,2,3(渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F):絵を描く衝動展
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞


    P1160716.JPG

     Hikarie8/ CUBE 1,2,3
    (渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F)では、
    絵を描く衝動展。

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    日本の美術シーンを新しい視点で切り開く
    「ヒカリエコンテンポラリーアートアイシリーズ」の第12回目は、
    松本陽子、松浦寿夫、小川佳夫の三人展。

    三人展とはいえ、広い会場のエリアごとに
    各作家の作品が展示されているのではなく、
    一人の画家に一つの独立したスペースが与えられ、
    個展的な鑑賞方法が用意されています。

    一つのスペースに入り、
    一人の作家の作品に囲まれたひと時を過ごし、
    一旦廊下に出た後、隣のスペースに入る。

    このような短時間の移動だと、
    例えば、銀座の画廊巡りとは異なり、
    鑑賞イメージの残像を抱えたまま、
    次の空間に入ることになり、
    これはこれで、とても刺激的で新鮮な美的体験となります。

    しかも、3人の画風は、
    極めて純度の高い抽象表現という共通性があり、
    逆に差異への思索から逃れなくなります。

    表現したいという衝動は、
    どのように、絵画という形式として姿を与えられたのか。


    松本陽子の作品において、
    奥行きが想定されない
    フラットな絵画面に、
    色の動きに置き換えられたイメージの断片が浮遊し、渦巻いて、
    謎めいた状態から、説得力のあるイメージが生まれています。

    小川佳夫の作品において、
    彫刻は三次元の実在する事物として空間にあるように、
    筆跡を暗闇に走らせることで、
    画面が筆跡と空間とがせめぎあう場となり、
    彫刻的な実態感が起こっています。

    松浦寿夫の作品において、
    一旦、風景が想定されたのち、
    光と陰による色の織りなしへと解体され、
    時を停めて、非日常的な世界へと変容させています。


    松本陽子の展示エリア。

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    小川佳夫の展示エリア。

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    松浦寿夫の展示エリア。

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    写真:筆者撮影

    20190517 鑑賞

     
    | 印象記 | 05:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事