2019.06.14 Friday
3782 ギャラリー椿(中央区京橋3-3):OBJECT展・2
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー椿(中央区京橋3-3)では、OBJECT展。
会場風景。
17人の作家による立体作品のグループ展。
かなり見応えがあります。
無機的、幾何学的な作品は少なく、
主に人物、生き物がモチーフになっています。
伝統的な具象系の彫刻のモチベーションは、
フォルムの追求なので、
素材感、色合いなどの表皮に関わる優先度は低いですが、
抽象系の立体作家にとっては、
フォルムと表面は表裏一体の関係になります。
こうやって前衛系のクオリティの高い立体作品を眺めていれば、
絵画とは全く異質なメッセージが発せられていることがわかってきます。
立体は実態なので状況そのものです。
素材の持つ物質性は雄弁に語ります。
ある事態を起こしている当事者を空間ごと切り取って、
ここに置いたかのような臨場感があらわれます。
営みに伴う温かみがあります。
作家の中に起こった何かの予感が漂っている。
そんな印象でした。
二回に分けた紹介の二回目です。
星野曜
Flamas
北村奈津子
サンドウィッチ
北村奈津子
食パン
浅井飛人
黄昏
天明里奈
insideout(Y)
木村繁之
告げる
木村繁之
眠り
大島康幸
FAKE FUR extra-Chair-
三木サチコ
空豆ちゃん アイビー
リー・ユンボク
Body
鈴木亘彦
ボンシャック
川崎広平
無題
写真:筆者撮影
20190611 鑑賞