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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
4086 コバヤシ画廊(中央区銀座3-8):永原トミヒロ展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC07394.JPG

    コバヤシ画廊(中央区銀座3-8)では、永原トミヒロ展。

    DSC07399.JPG

    DSC07395.JPG

    会場風景。

    油彩による風景画。
    画家が生まれたときから暮らす岸和田市の風景がモチーフです。

    風景を描くので風景画には違いありませんが、
    一般的なそれとは随分と様相が異なります。

    風景を描くモチベーションは、
    ある風景に、描くに値する美的魅力があって、
    それをキャンバス上に再現することだと思われますが、
    では、この画家は、風景の何の再現を試みたのか。

    街なのに、人影や、暮らしを彩るアイテムは省かれ、
    色がない青黒いモノクローム。
    建物の仕上げ材や、天候、季節も表現されません。

    様々な要因が溶けきったあとで、
    水面や、壁、空は、

    その質感だけが濃い密度で迫り、
    あたりを満たす空気を鑑賞者は感じることになります。

    岸和田市のある一画の現状を描いているのではなく、
    キャンバスという限られた区画の中に、
    画家にとっての岸和田市を創造しています。

    画面は特定の何かという束縛から逃れ、
    空間はイメージの空間となり、
    そこには予感だけが浮遊する。
    そんな印象でした。

    DSC07396.JPG

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    作品と部分詳細。

    DSC07400.JPG

    DSC07401.JPG

    ​作品と部分詳細。

    DSC07402.JPG

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    ​作品と部分詳細。


    写真:筆者撮影

    Scan0021.jpg

    Scan0022.jpg

    20200204 鑑賞
    | 印象記 | 05:11 | comments(0) | - | - | 昨年の記事