2020.02.22 Saturday
4092 ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3):<レリーフ・立体・オブジェ・ペーパーワーク>1930-1993・1
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャルリー東京ユマニテ(中央区京橋3-5-3)では、
<レリーフ・立体・オブジェ・ペーパーワーク>1930-1993展。
会場風景。
1960年代以降の
日本現代美術を代表する作家たちによる
レリーフ、立体、オブジェ、ペーパーワークなど約20点の展示。
1960年代、既成の美術概念そのものに大きな変化が生じ、
抽象表現主義、ネオ・ダダ、ポップ・アート、
ミニマル・アート、キネティック・アートなど、
多様に展開してゆきました。
美術の表現において、
「どのように」という、
技法、画法などのテクニカルな進化、発展というより、
「何を、何のために」という、
美術の存在意義という原点に立ち返って、
根本から始めてみようという試みです。
これらの試みは、作家個人、この時代で終わるのではなく、
日本の現代美術の展開に、
決定的な影響と方向づけを与えたともいえます。
作品群からは、切実感が漂っていて、
この熱量は確かに今日の美術シーンにも残っている。
そんな印象でした。
13作品を2回に分けて紹介します。
村上善男
「卍町に釘打ち」七
1984
青木野枝
玉響
2004
草間彌生
海の底
1981
池田龍雄
面
2001
恩地孝四郎
ボクノトモダチ
1930
恩地孝四郎
おかあさまへ
1930
写真:筆者撮影
20200218 鑑賞