2018.05.20 Sunday
3199 ギャラリー・オカベ(中央区銀座4-4):篠田飛鳥展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー・オカベ(中央区銀座4-4)では、篠田飛鳥展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ーimageー。
最初に紹介した作品。
画面の下半分が市松の格子状の模様で覆われ、
右上隅に、黒い樹木のようなものが小さく描かれています。
作品名は、「古都へ行く」。
なるほど、格子状は石畳で、
黒いシルエットは、五重塔や寺院建築なのです。
発想があり、そのイメージを絵画として再現するために、
画家は、再現的なアプローチをとらず、
図像のパターン化という、
装飾性を手法としています。
その結果、単なる場面の再現で納まらず、
一つの物語性が漂います。
採用される図像は、既存からの転用ではなく、
画家のオリジナルです。
強い画力や優れた感性、遊び心の総体としての作品は、
エキセントリックに官能的に、
私たちを甘美な世界へと誘う。
そんな印象でした。
古都へ行く
タペストリー
どっちの方が強いのか
よろしければご覧下さいませ
お宝の眠る場所
一斉にはねる
行ってみたいどこかの町
好きな衣装が重すぎる
写真:筆者撮影
20180508 鑑賞