2018.07.22 Sunday
3307 ギャラリー・オカベ(中央区銀座4-4):穂積節子et中村和子展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー・オカベ(中央区銀座4-4)では、
穂積節子et中村和子展。
会場風景。
展覧会タイトルは、 ーDeux Femmesー 。
全く異なる作風の作品が交互に展示されています。
当然、交互の鑑賞となります。
それぞれの画面には、
モチーフの残滓があります。
そういった観点では、
自己の内面風景や、美的衝動が顕れるような
純粋な抽象表現ではなく、
発想の起点になった何かの再現が
モチベーションになる、
半具象といえます。
「発想の起点になった何か」
からスタートする画業のゴールは、
画家によってここまで離れていくのかと、
絵画の面白味を感じます。
その「遠さ」は洗練の質の違いの結果。
絵画は「もの・こと」と画家との関係によって
たまたま生まれた事態。
そんな印象でした。
穂積節子の作品
天使が来た
オレンジのダイアリー
春はあけぼの
揺れる
中村和子の作品
In The Sky
Snow Flake
写真:筆者撮影
20180710 鑑賞