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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
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3329 藍画廊(中央区銀座1-5):しばたみづき展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    P1390326.JPG

    画廊からの発言「新世代への視点2018」

    藍画廊(中央区銀座1-5)では、しばたみづき展。

    「新世代への視点2018」は、
    東京現代美術画廊会議主催で、
    1993年より続く、
    銀座・京橋を中心とした11画廊が推薦する
    新鋭作家の個展を各会場で同時開催する企画です。

    P1390328.JPG

    P1390329.JPG

    会場風景。
    展覧会タイトルは、ーみることについてー。

    粘土の立体作品によるインスタレーション。

    陶は成形した粘土を焼成させて、
    在る状態を固定させますが、
    これらの立体作品は、粘土そのものです。
    ですから、乾燥の進行に伴い、
    色が変わり、亀裂が入り、(場合によっては)剥離が始まります。

    筆者が訪れたのは、会期の二日目だったので、
    太い部分はまだ濡れた色で、
    細い部分は乾燥して白っぽくなっていて、
    剥離が始まっています。
    膨らんでいるパーツの一部が下がり始めています。

    前日と翌日では多少見た目が違い、
    もし、会期がやたらと長ければ、
    エントロピー増大の法則において、
    いづれ、床に乾燥した破片が散らばる状態になるのでしょう。

    美術作品は、
    経年変化を作品の属性として認識しませんので、
    筆者にとってのこの作品は、
    2018/07/24/13:30時点の姿です。
    乾燥と湿った部分のバランスが
    なかなかいい感じです。

    柱の途中が「壺」っぽく膨らんだようで、
    壺の上下が伸びたようでもあります。
    約束事(棒)と恣意性(壺)の葛藤でしょうか。
    システムがほころびると、
    自然発生的恣意性が顔を出す。
    ※恣意性=乾燥状態+壺の形
    その出方がアートなのかも。
    そんな印象でした。

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    写真:筆者撮影

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    Scan0042.jpg

    20180724 鑑賞
    | 印象記 | 05:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事









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