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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
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3338 NICHE GALLERY(中央区銀座3-3):八木なぎさ 版画展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    P1390509.JPG

    NICHE GALLERY(中央区銀座3-3)では、
    八木なぎさ 版画展。

    画面の多くを占める四角い区画の中は、
    具体的な事象の見当たらない、
    複雑な成り立ちの白〜黒の諧調です。
    しばらく眺めているうちに、
    ふと、四角い区画は箱状になっていて、
    画面の下部にそれを支える細く白い柱に気付いたとき、
    イメージが揺れる程の軽い衝撃を受けます。

    「これは箱庭なのだ」
    心象風景を、感性を頼りにそのまま描き出すのではなく、
    一旦、心象風景を想定した後、
    それを模擬的に再現させるという試み。
    何処が違うのだ、というツッコミを筆者自身に向けるなら、
    内なる世界との距離感というか、見え方の操作、
    といった感じでしょうか。

    見る者たちに、
    安易にストーリーを連想させない程度の距離をとりつつ、
    染め上げたような色調だけで、
    これは心象風景そのものではなく、
    心象を風景化した箱庭であると語っているようです。
    それが絵画という行為の凄み。
    そんな印象でした。


    P1390510.JPG

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    規則

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    植物の起源

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    くぼみ

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    P1390532.JPG


    写真:筆者撮影


    Scan0064.jpg

    Scan0065.jpg

    20180724 鑑賞

     
    | 印象記 | 05:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事









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