2018.10.17 Wednesday
3420 GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5):徐凡創作個展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
GALLERY.b.TOKYO(中央区京橋3-5)では、
徐凡(Vega Hsu)創作個展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ー溜まるということー。
女性の顔が大きく描かれていますが、
黒髪に小さな赤い球体が
大量にへばり付いています。
もちろん、(例えば)イクラをくっ付けた状態を
再現的に描いたのではなく、
赤い粒々は何かの暗示ですが、
それが内面からにじみ出たのか、
外的世界からの影響なのか、
あるいは、自身と空間との間に存在する膜なのか、
判然としません。
これらの作品との出会いから「見つける、気づく」ことは、
画家を含め、鑑賞者の数だけあるのでしょう。
内面の窓である瞳を、
あえて弛緩したように表現することで、
意識していては決して出会うはずのなかったもの。
生きた「野生」を、
切り開いて差し出している。
そんな印象でした。
無意識の頃
朝
集合体間のコミュニケーション
意識を覆っている
写真:筆者撮影
20181009 鑑賞