2018.11.05 Monday
3457 柴田悦子画廊(中央区銀座1-5):森田晴樹展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
柴田悦子画廊(中央区銀座1-5)では、森田晴樹展。
会場風景。
彼岸花といえば、
秋に、川の土手や、田んぼの畦道などに、
真っ赤に群れ咲いている風景が思い浮かびますので、
この作品のように、白く群れ咲く様子には、
意外性がありますが、
実は、白い彼岸花もあるそうです。
淡い灰色の背景と、
白く発色するような艶かしい白色との対比に目を奪われます。
艶かしいのは赤なので、
白色にそんな妖しさを宿らせる画力に感心します。
色種を増やすのではなく、
限られた色を幾層にも重ねることで、
それぞれが深く響きあいます。
雪・月・花
定番のモチーフですが、
そもそも「雪・月・花」の何が琴線に触れるのか。
この日常に共にある幸いは、
画家の感性によって、特別な形に置き換えられ、
観る人を別の世界へ誘う。
そんな印象でした。
白彼岸花
雪・月・花
月
雪
花
写真:筆者撮影
20181023 鑑賞