2018.11.13 Tuesday
3473 ギャラリー檜 B(中央区京橋3-9):今村直彦展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー檜 B(中央区京橋3-9)では、今村直彦展。
会場風景。
画面は上下、二色に分割されています。
それが何なのか、明確には判断できませんが、
上に伸びる複数の線が描かれています。
画面全体は、厚みある複雑な筆跡で覆われていて、
色種は、多くを占める青系と、上端の白系のみです。
色の境目は水平線のようで、その下は、
大地ではなく、海のようなイメージがあります。
海の記憶を表そうとするものの、
コントロールしきれない絵の具の厚み、重なりは、
自然現象にも似た偶然の働きで、
絵画を海の再現ではなく、絵画そのものへと誘導します。
絵画の表面は、
絵具というテクスチャーではなく、
色の関係として出現しています。
要素を削るだけ削って、
関係はより複雑に深めながら、
限りない広さの感覚を獲得している。
そんな印象でした。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
作品と部分詳細。
写真:筆者撮影
20181106 鑑賞