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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
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3541 国立新美術館(港区六本木7-22):シェル美術賞展2018・2
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04559.JPG

     

    国立新美術館(港区六本木7-22)では、シェル美術賞展2018。

    DSC04560.JPG

    会場風景。

    筆者にとっては今年最後の公募展鑑賞。

    美術鑑賞の「面白さ」の尺度はたくさんありますが、
    なんとなく、とにかく面白いという、
    アナーキーな評価基準ならば、
    シェル美術賞展が一番面白いです。

    時代を担う若手作家を発掘することを目的にした、
    コンクール形式の公募展で、
    国展、独立展、白日会、新制作のような
    美術団体主催の公募展ではなく、
    ということで、付属する団体のテイストに左右されません。

    有力公募展は、
    基本的な画力と、
    作品に込められた労力、エネルギーの絶対量を
    評価する傾向があり、
    その結果、わかりやすい「力作」揃いになることに対し、
    このシェル美術賞展は、
    評価基準が多様、多彩なので、
    肩肘張らない、作家の自然体が現れ、
    「そもそも絵画って何だっけ?」的な
    様々な次元の作品に出会えるのです。


    同時に、現代美術における
    「若手作家の登竜門」として美術界では評価が確立していて、
    現在活躍しているアーティストの中には、
    シェル美術賞展の受賞によって、
    ギャラリストやキュレーター、メディアに見出され、
    作家活動を継続している人も少なくありません。
    現代日本のアートシーンを体感(予感)するには最適な展覧会です。

    さすがに、
    受賞・入選のレベルは高く、
    個性的な自己主張やインパクトはもちろん、
    絵画的納まりも良質で、
    なるほど、商業ベースに乗ることが予想されました。

    筆者の独断的趣味で選んだ25作品を5回に分けて、
    紹介する2回目。

    ※作品ごとに、作家の制作コメントも
    添えられていましたので、
    要約転記しておきました。

    DSC04577.JPG

    DSC04578.JPG

    DSC04579.JPG

    ルメテ アデリン
    中へようこそ
    独自に創造したキャラクターが
    私の故郷であるフランスの村の空を
    漂う様子を描いています。


    DSC04581.JPG

    DSC04582.JPG

    山口理恵
    FLOW 
    黒色の絵具と白色の絵具、
    2つの絵具が混ざらないように
    それぞれの膜を形成する物質を混入させている。


    DSC04585.JPG

    DSC04586.JPG

    山内喬博
    march carving
    日々微妙に変化する自分の気持ちを
    絵具が乾けば重ね
    また乾いたら塗り重ね続けた。


    DSC04588.JPG

    DSC04589.JPG

    高橋大二郎
    グレートジャーニー
    生活の中で目にとまった事物をまずは描いて、
    画面の中でそれを展開させていく
    というのが近頃の制作の流れです。
    今回は形から入りました。


    DSC04592.JPG

    DSC04593.JPG

    DSC04594.JPG

    安田知司
    0.631ppi_33
    色面構成から浮かび上がる
    画面の向こう側にある風景と、
    それを見せる事を防げるように
    表面に塗られたマチエールの主張。


    DSC04584.JPG

    写真:筆者撮影

    Scan0033.jpg

    Scan0034.jpg


    20181212 鑑賞

    | 印象記 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事









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