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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
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3542 国立新美術館(港区六本木7-22):シェル美術賞展2018・3
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04559.JPG

    国立新美術館(港区六本木7-22)では、シェル美術賞展2018。

    DSC04615.JPG

    会場風景。

    筆者にとっては今年最後の公募展鑑賞。

    美術鑑賞の「面白さ」の尺度はたくさんありますが、
    なんとなく、とにかく面白いという、
    アナーキーな評価基準ならば、
    シェル美術賞展が一番面白いです。

    時代を担う若手作家を発掘することを目的にした、
    コンクール形式の公募展で、
    国展、独立展、白日会、新制作のような
    美術団体主催の公募展ではなく、
    ということで、付属する団体のテイストに左右されません。

    有力公募展は、
    基本的な画力と、
    作品に込められた労力、エネルギーの絶対量を
    評価する傾向があり、
    その結果、わかりやすい「力作」揃いになることに対し、
    このシェル美術賞展は、
    評価基準が多様、多彩なので、
    肩肘張らない、作家の自然体が現れ、
    「そもそも絵画って何だっけ?」的な
    様々な次元の作品に出会えるのです。


    同時に、現代美術における
    「若手作家の登竜門」として美術界では評価が確立していて、
    現在活躍しているアーティストの中には、
    シェル美術賞展の受賞によって、
    ギャラリストやキュレーター、メディアに見出され、
    作家活動を継続している人も少なくありません。
    現代日本のアートシーンを体感(予感)するには最適な展覧会です。

    さすがに、
    受賞・入選のレベルは高く、
    個性的な自己主張やインパクトはもちろん、
    絵画的納まりも良質で、
    なるほど、商業ベースに乗ることが予想されました。

    筆者の独断的趣味で選んだ25作品を5回に分けて、
    紹介する3回目。

    ※作品ごとに、作家の制作コメントも
    添えられていましたので、
    要約転記しておきました。

    DSC04596.JPG

    DSC04597.JPG

    倉持至宏
    白無垢
    『”社会というコミュニティの中での強制的調和性”
    に対する反対力』
    をテーマに掲げ、制作しています。


    DSC04599.JPG

    DSC04600.JPG

    町田藻映子
    有機体の還る庭
    「生命とは何か」を主題に、
    岩石の周りに存在する生物や人々の生活に
    焦点を当てて制作を行っています。


    DSC04602.JPG

    DSC04603.JPG

    Rikako
    I`ll never see her anyway
    旅先でsの光景。
    傍観の視点でしか見えないものを今はただ
    落とさないように、損なわないように
    どこかに保管しておくということをするのみである。


    DSC04606.JPG

    DSC04607.JPG

    山本真矢
    彼女の見ているものは、結局あなたとは違う。
    私の友人、
    彼女の柔らかな肌と細やかな息遣い、
    そして芯の強さ。
    周りの樹々が作り出す空気・光。
    その一瞬を描き止めるよう努めました。


    DSC04609.JPG

    DSC04610.JPG

    小林 源
    伝染
    ある時代、ある集団によって共有されるある思考は、
    混沌とした感情風景を作り出します。


    DSC04605.JPG

    写真:筆者撮影

    Scan0033.jpg

    Scan0034.jpg

    20181212 鑑賞
    | 印象記 | 08:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事









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