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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
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3544 国立新美術館(港区六本木7-22):シェル美術賞展2018・5
0

    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    DSC04559.JPG

    国立新美術館(港区六本木7-22)では、シェル美術賞展2018。

    DSC04627.JPG

    会場風景。

    筆者にとっては今年最後の公募展鑑賞。

    美術鑑賞の「面白さ」の尺度はたくさんありますが、
    なんとなく、とにかく面白いという、
    アナーキーな評価基準ならば、
    シェル美術賞展が一番面白いです。

    時代を担う若手作家を発掘することを目的にした、
    コンクール形式の公募展で、
    国展、独立展、白日会、新制作のような
    美術団体主催の公募展ではなく、
    ということで、付属する団体のテイストに左右されません。

    有力公募展は、
    基本的な画力と、
    作品に込められた労力、エネルギーの絶対量を
    評価する傾向があり、
    その結果、わかりやすい「力作」揃いになることに対し、
    このシェル美術賞展は、
    評価基準が多様、多彩なので、
    肩肘張らない、作家の自然体が現れ、
    「そもそも絵画って何だっけ?」的な
    様々な次元の作品に出会えるのです。


    同時に、現代美術における
    「若手作家の登竜門」として美術界では評価が確立していて、
    現在活躍しているアーティストの中には、
    シェル美術賞展の受賞によって、
    ギャラリストやキュレーター、メディアに見出され、
    作家活動を継続している人も少なくありません。
    現代日本のアートシーンを体感(予感)するには最適な展覧会です。

    さすがに、
    受賞・入選のレベルは高く、
    個性的な自己主張やインパクトはもちろん、
    絵画的納まりも良質で、
    なるほど、商業ベースに乗ることが予想されました。

    筆者の独断的趣味で選んだ25作品を5回に分けて、
    紹介する最終回。

    最後に「シェル美術賞 アーティスト・セレクション」
    選出作家の作品も紹介。

    ※作品ごとに、作家の制作コメントも
    添えられていましたので、
    要約転記しておきました。

    DSC04628.JPG

    DSC04629.JPG

    吉田花子
    déjà-vu
    記憶の中に在る人との関係、会話、風景などの
    印象を色彩と形で表現しています。


    DSC04634.JPG

    DSC04635.JPG

    池田舞花
    自画像
    私の中にはたくさんの生き物が存在しています。
    彼らは皆私が創り出したものであり
    私自身でもあります。


    DSC04637.JPG

    DSC04638.JPG

    本郷正典
    車窓
    都会って、ごちゃごちゃ。

    DSC04640.JPG

    DSC04641.JPG

    坪坂 萌
    積 
    興味ある3つ。
     ̄澆瞭眤Δ罰安Δ琉磴ぁ
    ∪と図の境目。
    制作場所の広さ、画面の大きさ、身体の動きの関係。


    DSC04652.JPG

    DSC04653.JPG

    大阪秩加 審査員賞
    鈴木隆史
    音速のラブレター
    常にどれだけちいさな声をひろうことができるか、
    その声を
    イメージの断片によってすくいあげようとする試みです。





    「シェル美術賞 アーティスト・セレクション」
    今後の活躍が期待される過去受賞・入選作家の新作・近作の企画展

    菅 亮平 (シェル美術賞2012 島敦彦審査員賞)

    模型を作りその模型の内部を撮影して「絵」を作る、
    モデルを用いたアプローチ。
    絵を描くように細部まで作り込んだモデルの作製を経て、
    写真や映像作品が生み出されます。
    絵画と写真の二つの要素は有機的に結びつきます。

    DSC04644.JPG

    DSC04645.JPG

    DSC04646.JPG

    菅 亮平
    White Cube-18
    デジタルタイプCプリント

    DSC04649.JPG

    DSC04650.JPG

    菅 亮平
    White Cube-22
    デジタルタイプCプリント

    DSC04643.JPG

    写真:筆者撮影

    Scan0033.jpg

    Scan0034.jpg

    20181212 鑑賞
    | 印象記 | 05:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | 昨年の記事









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