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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
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3554 ジャクソン・ポロック「ワン:ナンバー31」について
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    7回目は、ジャクソン・ポロック「ワン:ナンバー31」について



    ジャクソン・ポロック
    ワン:ナンバー31
    1950年
    キャンバスにアルキド樹脂エナメル
    530.8cmx269.5cm
    所蔵:ニューヨーク近代美術館

    「ポーリング」(塗料を注ぎ掛けながら線を描く技法)
    「ドリッピング」(塗料を撒き散らして滴らせる技法)
    「スプラッタリング」(塗料を粒状に飛び散らす技法)
    などが駆使された
    「アクション・ペインティング」の代表作。

    巨大な画面に線やしぶきが入り乱れています。

    ジャクソン・ポロックは、

     

    描き方を新規に「開発」することで、

    絵画の可能性を広げました。

    それらは、具体的な何かを再現したり抽象化するためではなく、

    描くという行為そのものを自立させるスキルなのでしょうか。
     

     

    ジャクソン・ポロックという身体が媒体になれば、

    キャンバス上に何が起こるか。

    そう書くと、憑依というか、

    シュールレアリスムのオートマティスムが想起されますが、

    少し違っていて、

    キャンバスと画家自身を有機的に結合させる試みのようです。
     

     

    結果、具体的な図や地、中心、周囲などの相互関係を持たない、

    均質な(オールオーヴァー)画面になっています。
     

     

    この奥にはどんなイメージが沈んでいるのか。
    それを解き明かすことを試みる自由は、
    画家と鑑賞者、同等に与えられている。
    そんな印象でした。

     

    | 印象記 | 05:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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