2019.03.24 Sunday
3643 Oギャラリー(中央区銀座1-4):西村みはる展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
Oギャラリー(中央区銀座1-4)では、西村みはる展。
会場風景。
白い余白をたっぷりと残して、
単色の絵具が筆で押し付けられています。
それは色面や形ではなく、
コントロールしようとしてもしきれない絵具です。
画家に、キャンバス上に絵具を使って表現しようという、
意図があることは明白ですが、
画家がキャンバスの上で見てみたいものは、
視界のまわりで見える表層的な情報ではなく、
そこに存在したはずの
視界に入らない何かです。
「存在したはず」の何かは、
画家によって抽出し具現化されると、
偶然という力を得て、
画家の内面でもなく、世界でもない、
絵画そのものへと再生される。
そんな印象でした。
心の奥から背中へ流れるど
風まかせで過ごす
少しの違いと成り立つもの
写真:筆者撮影
20190305 鑑賞