2019.05.28 Tuesday
3749 ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9):横山隆雄展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
ギャラリー檜 B・C(中央区京橋3-9)では、横山隆雄展。
会場風景。
展覧会タイトルは、ー石 + 木ー。
(おそらく)若い女性がモチーフの全身像。
肌の部分が木で、洋服の部分が石でできています。
木も石も、自然素材としての
固有の手触り、表情がありますので、
なるほど、自然な組み合わせだなと感心します。
意外とこのような作例が少ないのは、
ファインアートはフォルムで勝負でしょう。
クラフトじゃないのだから。
といった感覚が根強いからと思われます。
彫刻は、作家の感性やイメージの表現の手段ですから、
素材感や質感が表現上重要ならば、
パーツごとに作り分けることが自然な行為となります。
対象の再現的な要素は姿を消し、
シンプルで流動的な造形は、
具体性を失いつつも、
新しい物語を生み出すフォルムとなる。
それは虚構のイメージではなく、
立体作品という現実として語っている。
そんな印象でした。
Q形
安山岩・クルミ
海へ
安山岩・花崗岩・杏
時間
花崗岩・杏
眠り
流紋岩・ブナ
ティータイム
安山岩・花崗岩・桂
写真:筆者撮影
20190514 鑑賞