2019.08.17 Saturday
3859 Gallery-58(中央区銀座4-4):野口崇弥展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
画廊からの発言「新世代への視点2019」
Gallery-58(中央区銀座4-4)では、野口崇弥展。
「新世代への視点2019」は、
東京現代美術画廊会議主催で、
1993年より続く、
銀座・京橋を中心とした10画廊が推薦する
新鋭作家の個展を各会場で同時開催する企画です。
会場風景。
言葉でなくても、
あるいは言葉以上に、
手による仕草は、内面を素直に語ります。
画家は執拗なまでに、大量に拳(こぶし)を描き、
微細に掌(てのひら)を描いています。
大量の拳や、微細な掌の再現は、
画業のゴールではなく、出発点で、
ひたすらに描き続けるという連続運動によって、
大量の拳や、微細な掌は、
容赦のない出来事として変質します。
起こってしまった絵画という事態は、
正解の解説ではなく、
あっけらかんとしたバイブレーションを放っている。
そんな印象でした。
覚醒
内面としての手
エスプレッソ
写真:筆者撮影
20190723 鑑賞