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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
122 南天子画廊(中央区京橋3-6):中村一美展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞
     



    南天子画廊では中村一美展。



    会場風景。
    女子美術大学教授中村一美の個展。
    油彩による抽象画。
    サブタイトルは〜聖(ひじり)〜

    立ち尽くしてしまうような迫力があります。
    単に、形や色彩が激しいからではなく、
    内なるエネルギーが発散され、
    鑑賞者はその照射を浴びつつ、絵の前に立つことになります。

    「聖(ひじり)」を文字通り理解すると、諸国を回遊した仏教僧。
    定住せず、深山の草庵に住んだり遍歴しながら修行しました。
    そんな聖の世界観を内界に取り入れたうえでの絵画化。
    全てを捨て去ったあとの、深い祈りの表現。






    上の絵の詳細。
    力強いマチエールと筆の動き。






    上の絵の詳細。
    創作の場の熱気を感じます。




    20130716 観賞

    | 印象記 | 05:32 | - | - | - |