2014.04.30 Wednesday
601 藍画廊(中央区銀座1-5):石田浩美展
藍画廊(中央区銀座1-5)では、石田浩美展。
クリアなフォルムの抽象画。
サブタイトルは、−今日のからだ−。
作家に伺うと、
人のからだのある部分を発想の起点にして、
イメージを広げていくそうです。
最初、顔を描いていましたが、
目、鼻、口を描いたところで顔になってしまい、
(終わってしまい)、
そこからの、飛躍ができなかったところ、
(顔でなくなってしまうので)
からだの部位の自由さ(制約のゆるさ)が、
作家の画風に合致したそうです。
※ポートフォリオの、「顔」時代の作品を見せてもらいましたが、
ピカソの「女の肖像」シリーズ風で、とてもよかったです。
「肘の関節」 とのこと。
「ふともも」とのこと。
「脚、ひざを曲げた様子」とのこと。
※これは難しいですが、
「鎖骨と腕」とのこと。
細い山々ラインは胸元のレース、だそうです。
そのような事前情報を得た上で観賞すると、
オリジナルの形態が、作家の創造性を経て、
アートとして変容してゆく様を追体験できて、
楽しい観賞になりました。
20140422 観賞