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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
974 GALERIE SOL(中央区銀座1-5):角文平展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞



    GALERIE SOL(中央区銀座1-5)では、角文平(かどぶんぺい)展。



    会場風景。
    サブタイトルは−植物園−。

    実に不思議な光景です。
    木製の既製品(used)から、
    葉っぱ付きの枝がのびています。



    会場中央に整然と並ぶ作品。
    タイトルは文字通り、「熊の森」。

    北海道土産の定番、木彫りの熊が、
    サイズ順に整列しています。
    それぞれに葉っぱ付きの枝が生えています。



    色には意外とバリエーションがあります。



    壁掛けの作品。
    「熊の木」





    引き出しから枝葉の生える作品。
    「野生の記憶 −棚−」





    「野生の記憶 −鉢−」

    枝葉は精巧に出来た金属製。
    水は透明樹脂。





    「椅子の木」





    「野生の記憶 −ラケット−」

    木製の商品として使われている間は、
    使用用途でがんばるが、
    不用品として捨てられれば、
    かつて木であった記憶がよみがえり、枝葉が生え始める。

    可笑し味と憐れみ。
    身の回りの木製品が少しだけ違って見えるアートの力。



    20150123 観賞





     
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