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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
1687 ギャラリー現(中央区銀座1-10):尾崎拓磨展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞
     


    ギャラリー現(中央区銀座1-10)では、尾崎拓磨展。









    会場風景。

    中心線を回転の軸として、図形を回転させて得られる回転体。
    有機的な形状に加え、表面に繊毛が生えているので、
    何やら水中を浮遊する、単細胞生物のように見えます。
    また、境界線があいまいなオブジェという、
    見慣れない刺激的な観賞体験も味わえます。







    制作方法はシンプルで、
    同一直径の針金の円を水平に、輪になる様に繋ぎ、
    上下に、輪の数は同じながら、直径と、地面に対する角度を変えて、
    繋いでゆきます。
    結果的に有機的で滑らかな曲面が得られます。
    一つの輪に対して、左右、上下に計6個の輪が繋がりますが、
    結束バンドで接続している点が、
    独創的かつ秀逸なアイデアで、オブジェの表皮に、
    不思議な「毛深さ」が生じています。
    「御苦労さま」とねぎらいたくなるような、
    労働集約系アートですが、
    ゆらゆら揺れる作品群には、
    そのような過程の大変さを感じさせない「ゆるさ」が醸し出されています。

    作家は完成形の作品よりも、
    制作手順プログラム開発の方に、
    クリエイティブな関心が強いと思われました。
    作品の展開力が、
    アートの方向性の一つとしての説得力を示していました。





    20160216 観賞


     
    | 印象記 | 05:23 | - | - | - |