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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
1749 ギャラリー現(中央区銀座1-10):宮田昌作展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞
     


    ギャラリー現(中央区銀座1-10)では、宮田昌作展。









    会場風景。

    不思議な絵画表現。
    同一サイズの正方形の絵画78枚が、
    整然と(一部は歯抜け状態で)並んでいます。
    黒地に様々なモチーフが描かれていますが、
    女性像が多く、あとは小動物や風景、幾何学模様などで、
    見ただけではお互いの関連性や、全体メッセージ、
    配置の約束事が見えてきません。
    特異な事に、画面全体を縦横11等分した正方形の格子が、
    図象の上に描かれています。

    確かな画力、筆を使わない独特の画法で、
    魅力的なタブローです。

    黒い地に浮かび上がる事象の手前に格子があり、
    事象の解釈が再現的なものでなく、
    ある空間にある瞬間、浮かび上がったような印象。
    それは、夢の中に閉じ込められた記憶が、
    外界に出ようとした瞬間に崩壊する刹那のようです。

    日々更新される様々な情報に覆われている中、
    同時に、確定的な情報など一つもない中、
    絵画という手段で発信できることは、
    夢のような幻想感の確認ではないのか、
    といった印象でした。















    作品と部分詳細。




    20160315 観賞



     
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