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紋谷幹男が画廊巡りの印象を綴っていきます。
1934 ギャラリー小柳(中央区銀座1-7):堂本右美展
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    JUGEMテーマ:美術鑑賞





    ギャラリー小柳(中央区銀座1-7)では、堂本右美展。







    会場風景。

    展覧会タイトルは、ー民・たみ−。
    爽やかで観ていて心地良い大作が、
    大きな会場にゆったりと配置されています。
     
    作品と
    白い壁と、コンクリート打ち放しの柱梁による内部空間が、
    不思議な調和を生み、
    作品観賞というより、空間体験といった趣。
     
    さて、作品は魅力的ながら、
    なぜ、どのように魅力的なのかの文字化(整理)が困難です。
     
    何が描かれているのかが不明です。
    そんな時は「純粋な抽象画」として片付けるのですが、
    これらの作品は、
    描かれた何かに対する既視感において、
    筆者にとっては、抽象画ではないようです。
     
    既成の事象には該当しない未知の出来事が、
    画面の中で発生、進行しています。
    進行と書きましたが、
    画面には、流れの一場面であるという強いイメージがありました。
    ※「その前」も「その後」も予想が付きませんが。
     
    描かれていて、観賞者が心地良く受け止めている以上、
    それは「何か」のはずですが、
    明確にできないまま、
    あるいは一旦保留にしたまま、
    絵画観賞を終え、不思議な質量だけが筆者の内面に残りました。
     
    精神の内部の活動が他人には見えない場合、
    言語で他人に伝えますが、
    作家自身でも言語化できないものの、
    他人にも知覚できるようにしようとしたとき、
    画家はこのように、自身の視覚言語で表わすのでしょう。







    作品と部分詳細。





    作品と部分詳細。





    作品と部分詳細。

    写真:筆者撮影





    20160610 観賞
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